コミュ症&43歳で高齢出産ママの日記*神山ひなた

「人付き合いが苦手なまま、ラクに自分らしく生きる」を人生のテーマに、日々実践中。

人は誰でも、いつか寿命がくる。だからこそ…

大阪に住んでいた頃、夫の強い勧めで
自然派の歯医者さんに通っていました。

自由診療なので、はっきり言ってかなり高額でした。
それでも夫は、

「俺が金出すから、
治したほうがいいところは、絶対に全部治療して。
歯は、ほんま大事やねん。全身につながってるから」

と言ってくれました。
おかげで、私の銀歯はすべて、白く変わりました。

夫自身も昔、体調を崩した際に
その歯医者さんに行き、原因が
「歯の詰め物」であることを突き止めて
もらったそうです。

すぐに治療したおかげで、夫は大好きな仕事を
休職せずに済みました。
(夫は仕事柄、定期的な身体検査があります。
その検査にパスしないと、仕事ができません)

ちょっと、いや、だいぶ不思議な歯医者さんでした。
歯の治療だけでなく、ストレッチを習ったり
ちょっとスピリチュアルなお話もあったり。
食事指導もありました。

院長先生は、当時70代だったと思います。
いつも笑顔で紳士的で、明朗な方でした。
受付を担当されていた院長先生の奥様も、
いつお会いしても穏やかで、後光がさしている方でした。

院長先生がご高齢になり、歯医者さんを閉院されたのが
8年ほど前。
閉院の際は、夫と一緒にご挨拶に行きました。

院長先生の息子さんも歯科医で、
関西で開業されていて
院長先生は顧問としてたまに顔を出す、と
お話されていました。

またいつか、院長先生と奥様にお会いできるといいな、と
思っていたのですが…

院長先生が、お亡くなりになられたことを
つい最近、たまたま知りました。

なんとなく、院長先生なら
まだまだご健在だろう、というイメージがあったので
とても驚き、寂しく思いました。
夫も、私と同じ気持ちだと言っていました。

院長先生や奥様にお会いしていない間に生まれた
うちの娘にも、一度会っていただきたかったな。

ただただ、ご冥福をお祈りするばかりです。
ありがとうございました。

最近、お世話になった方々の訃報を聞くことが続き
いろいろ考えてしまいます。

当たり前ですが、人は誰しも、いつか寿命が来るんですよね。

日々の慌ただしさで、それを忘れてしまいがちですが…

自分のできることを丁寧にこなしていくこと、
やりたいことはやること。

そして。
大切な人、お世話になった方たちに
感謝の気持ちをきちんと伝えることを
改めて意識していきます。

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