コミュ症&43歳で高齢出産ママの日記*神山ひなた

「人付き合いが苦手なまま、ラクに自分らしく生きる」を人生のテーマに、日々実践中。

高齢出産は子育てが大変?何歳で産んでも、子育ては大変だと思います。

「高齢出産は子育てが大変だと思いますが、頑張ってください」

43歳でご出産された、有名人のネットニュース記事に
そんなコメントが投稿されているのを見かけました。

同じ年齢で出産した私からすると、
「高齢出産は子育てが大変」という言葉に、違和感を覚えます。

…高齢出産だろうが、20代や30代で産もうが、
子育てって大変なものじゃない?
そう思うからです。

たしかに、20代〜30代のうちに出産したほうが
ママのメリットは多いでしょう。
妊娠も出産も子育ても、体力勝負ですから。

でも。
40代になっても、20代や30代と同じぐらい、
いや、もしかしたらそれ以上に体力があるママも
いるかもしれません。

年齢ってただの数字なので、必ずしも
「高齢になると体力もなくなる」とは、言い切れないと思うのです。

私は、見た目は年相応の40代半ばだと思います。
もともと強い近視なのですが、産後ついに老眼になりました。
近視の人は老眼にならないと思い込んでいたので、衝撃でした(笑)
さすがに、どう足掻いても老眼には抗えないので、受け入れました。

でも。
体力そのものは、20代の頃よりもあるかもしれません。

20代の頃、それはそれはひどい砂糖漬けな食生活だったので
(毎朝板チョコ1枚完食、菓子パンが毎日のおやつ、
夕食後にミスド5個一気食い、などなど)
今より体重が5キロぐらい重かったし、肌荒れも大変でした。

さらに、砂糖のとりすぎの影響で、いつも情緒不安定でした。
小さいことでくよくよ悩んで、よく泣いていました。
被害妄想も強くて、「私は必要のない存在だ」と思い込んでいました。

しかも疲れやすくて、土日のどちらかは、いつも家で寝ていたっけ。
金曜日の夜に寝て、起きたら土曜日の夜だった。なんてこともありました。
寝過ぎにもほどがある(笑)

30代後半から食生活を見直し、砂糖をなるべく控えるようになってから
身体の冷えが改善され、精神的にも落ち着いてきました。
完全インドア派な私ですが、身体を動かしたくなりました。
…と言っても、運動音痴なので(笑)ジムに行くなどではなく
積極的に外を歩く、ぐらいのものでしたが。

現在は、マンションのエレベーターを使わずに
階段で高層階を往復したり、3駅分歩いてみたりなど
できる範囲で運動しています。

43歳から始まった子育ても、もちろんハードな場面はありますが
「ま、子育てってこんなもんだろうなぁ」とやり過ごしつつ、
イヤイヤ期真っ最中の娘の成長を楽しんでいます。

ちなみに、私は帝王切開で娘を出産したのですが
幸いなことに傷の回復が早かったようで、翌日から歩けました。
「こんなに早く歩けるママさん、うちの病院では年に2、3人しかいないですよ。
根性ありますねぇ」
と、助産師さんから褒められました。えっへん(笑)

20代の頃のまま、砂糖中毒から抜け出せていなかったら
今みたいに体力があって、なおかつ冷静に物事を考えられる私では
いられなかったかもしれません。
今のところ、「更年期」というものもわからないので
このままで行こう、と思っています。

高齢出産でも、若くして出産しても、子育ては絶対に大変です。
「子どもの命を守りながら、成長のサポートをする」という
重大ミッションだから。

だから高齢出産を経験した方に、わざわざ
「『高齢出産は』子育て大変ね!頑張ってね!」
とは、言わなくてもいいかな?と思います。
労いの気持ちで言っているのでしょうが、労いになっていないかも?(笑)

ありがたいことに私は今まで、周りの方たちから
そんな風に言われたことは、一度もありません。

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